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 すこしまえのことだけれど、お呼ばれしたお宅で、おとなたちはテーブルについて夕飯の残りをつまみながらワインを飲み、そばの真っ白なラグの上では中学生の娘と小学校高学年の息子がじゃれあいながらテレビを見ていた。

 またあるときは、こんど結婚するという元同僚がとつぜん上京してきてお相手をせざるをえなくなり、イタリアレストランでアンティパストをつまんでいると、彼女はいかにじぶんのお母さんがすばらしく、じぶんがこれから築く家庭においてもお母さんを目標にしていくのだと、目を潤ませて語るのを聞いていた。

 型で押したようなしあわせの風景を前にわたしは胸は悪が悪くなる。

 そんなとき背中を撫でてくれるのはいつも、絶望だ。
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post time: 13:33, category: 日常, author: ナカムラユエ

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